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大矢織物にお邪魔しました

【幻の上総木綿】
江戸時代から、大正もしくは戦前まで作られていた、上総木綿。
九十九里沿岸でつくられていたそうです。
実家のある千葉県大網白里市の周辺には昭和30年頃まで、50軒を超える織物工場があって、戦中戦後の国の経済を支えたそうです。
江戸の庶民が着ていた藍染の着物。
なぜ、房総で藍を育てたかというと、イワシが山のようにとれたから。
それを肥料に藍を作っていたのだそうです。地方に行くとその土地その土地の歴史・文化があって興味を惹かれますが、こんなに近いところに面白い話が転がっていました。
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駅前の土産屋で「体験できます」という張り紙を見て、体験しに行ったのですが、3時間、お茶を飲みながら90歳のご当主と話しこんで、来週から織物をしに通うことに。。。
かつては工場に100人を超える女工さんがいた織物工場も、ここ1軒が残るのみ。高度成長時代は肥料を入れるレーヨンの袋や銀行のお金を入れる袋を作っていたそう。
大網白里という地味な場所だけに、時代の波に全く侵されていないのがビックリですが、富岡製糸場みたいじゃないですか!! 面白すぎる。
ご当主は資料を用意して待っていてくれるらしいので、来週は弁当もって行ってきます😆