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津軽系こけしの工人さん

東日本大震災以来、「こけし女子」「こけ女」が増えていて、東北のこけしに熱いの視線が集まっている。

全国の伝統こけしは11系統。

秋田ー木地山系、岩手ー南部系、宮城ー鳴子系、遠刈田系、福島ー土湯系などがあります。

津軽系のこけしはその中でも歴史が浅く、発祥は大正初期という。

特徴は、

・1本の木からつくる「作り付け」

・おかっぱ頭

・銅の模様にはアイヌ模様(唐草模様)やボタン、アヤメ、ダルマなどが描かれている。

津軽系こけしには「温湯」と「大鰐」の2種類があって、温湯は、故・盛秀太郎、故・毛利専蔵、故・山谷多兵衛の3系統から10人程度、大鰐は故・長谷川辰雄、故・間宮明太郎、故・嶋津彦三郎の3系統から6人(過去のパンフレットを参照しているのでここから、新しい人が加わったり、亡くなった方もいるかも)程度の工人がいるそうだ。

こけしの工人は、専門的な学校があるわけではなく、伝統工芸士に弟子入りして認められれば独立できるという。

「津軽こけし館」で出会った小島利夏さんは、34歳の時に修業をスタートした。実父が伝統工芸士だったが在命時は興味はあったものの普通の会社員をしていたという。

父親が亡くなった後に、鳴子のこけし工房に弟子入りし、こけし作りの道具であるカンナ作りからスタート。カンナの作り方、木の挽き方、中をえぐる技術を習得し、2年で独立。さらに父親のずぐり(雪の上で回す津軽独特のコマ)やこけしを見本に伝承館で7年、こけしを作り続けている。

こけしの工人として独立するためには、以前は住み込みで15年くらい下働きをしなければいけなかったそうだが、現在は環境も変わり、3年程度の修業で独立する人が多いとか。こけしを取り巻く状況も変わっているんですね。利夏さんのように若い(といっても40代)伝統工芸士が活躍していると、応援したくなります。

女性らしい、華やかなピンクのこけしを購入。伝統は守りながらも現代風にアレンジもしているようです。

東北の湯治場に行ったら、お気に入りのこけしを探してみては?