昨日のNIKKEIプラス1、
山口・俵山温泉を紹介しました。
共同浴場はきれいになっているので、正直、そんなに趣はありません。
でもね、お湯がいい。
前回訪れた時には分からなかった理由が、今回、宿の女将が勧めてくれた本のおかげでわかりました。
「温泉の真価」というページにこうありました。
「分析表なるものは温泉の残骸を示したるものに過ぎない」と。大正時代に書かれた本です。
目から鱗が落ちました。そして、腑に落ちました。
成分じゃ読み解けない何かがあることを、大正時代に、この本を書いた宿の主人も、校閲した九大の医学博士たちも感じていたわけです。
そして、まんじゅうが1個40円ってところが、この温泉地の〝らしさ”を一番表しているかなぁ。