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【ちか旅温泉】③ 縄文天然温泉 志楽の湯

朝から晩までスマホ漬け。そんな毎日のリフレッシュにこそ、家の近くの温泉を活用しましょ。

今回は、南武線の矢向駅から徒歩5分の縄文天然温泉志楽の湯。

「アヤハビラ」(溝の口の洋服屋さん)のまりこさんが「あそこ、いいよ〜」って言ってた評判通り、雰囲気もお湯の質もバッチリ⭐︎ヘビーユーザーになること間違いなしのステキな施設だった。

最初に感じたことは、「こんなところに秘湯の温泉??」ということ。

川崎ですよ? 川崎って言ったら工場地帯よ? 緑豊かなイメージ、ないですよね。

昨年、仕事をご一緒しているおじさんから、「え?川崎に引っ越すの?? 大丈夫??」なんて言われたもんね。いやいや、それ昭和の感覚ですから!! 「いまは川崎も治安は悪くないし、ずいぶんおしゃれになってますから」と反論したものの、

そりゃ、あんまり自然はないよね、って思ってた。それが見事に覆された自然豊かな温泉なのだった!!

《写真はホームページ画像を撮影》

照度を落とした間接照明、縄模様をつけた石の道、大浴場の柱は丸太の加工がほどこされている。切石風呂のあつ湯浴槽と、勾玉の形をした若干ぬる湯の浴槽。カルシウム分が強いのか、浴槽のヘリは白くなっていて、お湯の濃さもうかがいしれる。

その横にはろうそくの炎が揺らいでいて、なんともリラックスできる雰囲気なのだ。

お湯は、太古のミネラル分をたっぷり含んだ、かなりしょっぱい強塩化物温泉。自然光の露天風呂で見ると、濃いめにいれた紅茶のような、琥珀湯である。

《写真はホームページ画像を撮影》

秘湯感を感じたのは、無造作に置かれた岩とよい感じにひなびた屋根、

手すりには曲がり木が使われ、湯口は竹が用いられている。

設計事務所がCADソフトで設計した場合湯船は直線的になりがちだけど、ここの湯船は自然のままの石を積み上げて作った曲線的な湯船。秘湯にやってきたみたいだなぁ〜。

と思って説明板を読むと。。。

なんと、あの観光カリスマが造成に携わったというではないか!!!!

説明書きには、「熊本県黒川温泉の新明館・後藤哲也さんがつくった」とある。長野県の八ヶ岳から230トンの石を運んできて、この場所に露天風呂をつくろうと一番最初に湯船の場所を決めたんだって。

だから、ここに来たらやっぱり露天風呂に行くべきでしょう。難を言えばちょい熱すぎで長湯はできない。それでも、ゆるやかなカーブを描く大きな岩がちょうど寝湯によさそうだったので、寝転んだところ、めちゃくちゃ気持ちがいい。頭と肩と背中が温泉で温められ、血液がまわる。頭上にはさわさわと新緑の葉っぱがそよいでいる。鳥も鳴いている。

武蔵野の森ならまだわかる。何度もしつこいが、工場地帯の川崎でこの環境はすごすぎる。川崎市サイコー!! こんないい湯があるなんて!!! 予想外の幸せ。しかも、あまり知られていないのか、平日の夕方だからか、空いていた。

縄文洞窟風呂と名のついたミストサウナなんて、貸し切り状態。多くの人が呼吸が浅くなり、運動不足状態で身体も冷えてる今、この温泉は近隣の人のお助け温泉として、かなり喜ばれているんじゃないかな。

とにかくここは、よく温まる。ほかほかで、汗だく。深部体温があがるので血流がよくなって老廃物も排出されるし、疲労回復&免疫アップ効果も抜群。

こんなご近所温泉でリラックスして、睡眠の質をしっかりアップ⤴︎⤴︎していけば、人生100年、楽しく過ごせそう。