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コロナ事変でひとり泊の宿も希少に?

今年のコロナショックは旅行業界にさまざまな嵐を巻き起こし、片や閑古鳥、片や毎日がお正月のフィーバー状況。
旅人の心を癒やしてきた温泉宿にも舞台裏では日々事件は起こっているようです。

旅行読売発刊「ひとり泊歓迎の温泉宿」に数字で読み解く「ひとり旅」の記事を寄稿しました。

編集部からの要望は、「アンケート結果など複数のデータからひとり旅市場をひもといてください」とのことでしたので、旅行マーケット調査データを取り寄せ、記事にまとめました。

個人的に面白かったのは、雑誌『旅行読売』で「ひとり旅」が特集されたのは1972年の「ルポ 女ひとり旅」。私の生まれた年である。
が、時代に合わなかったのか、そこからずっとひとり旅特集は消え、95年になってやっと復活。それ以降は毎年特集が組まれているそうだ。

私が仕事を始めた20代の頃には、まだまだ一人旅は肩身が狭かったと記憶しているが、いまやほとんどの宿が金額の多少の加算はあるもののひとり旅を受けている。

2020年のコロナ事変。
ひとり旅を取り巻く状況も変わってきたようだ。ひとり旅をする人は多いはずだけど、今年はひとり旅どころじゃない宿も多い模様―――。

知っているお宿さんの廃業やら民事再生やらのニュースも入ってくる中、一部屋あたりの利益が減少してしまうひとり旅を受けない宿が増えているのは致し方ない。

なので、この本に載っている宿は希少なひとり泊歓迎の宿といえるだろう。