本日のNIKKEIプラス1、湯の心旅。メジャーな宿はわたしが紹介しなくてもいいんだろうな〜
と思って、ずいぶん行っていなかった法師温泉長寿館。
群馬支局にいたこともある編集デスクの熱烈な推しにより、久々に伺った。
昔、業界紙の記者だったころ、
猿ヶ京ホテルの持谷明宏社長(当時は専務)がわざわざ法師温泉に連れてきてくれた。夜だったと思う。法師に泊まったのか、猿ヶ京まで戻ったのかは、記憶にない。記憶にないことが増えて来た昨今だが、周辺の宿をいろいろ紹介してくれたのを覚えている。そんな何だか親切すぎる空気感があのころはあった。
24年前、できたばかりの玉城乃湯に、入らせてもらったことを思い出した。ピカピカの白木の湯殿が、いまでは年季が入って、ところどころ黒ずんでいた。年月とはそういうものだ。そりゃ、人間も老けるわな。
24年で喜んでいたら、
20歳の頃の思い出をたどって、60年ぶりに来訪したひとり旅の御仁と遭遇。「いま、地球が壊れかけているけれど、ここでは地球が生きている。全然、別世界」って。なかなかいいこと、言うなーって思って紙面に入れてみたけれど、
字数調整の都合上、コメントは削除されて短くなった
・・・そんなことで、60年ぶりに訪れた人も、
初めて来た人も、
別世界を感じることのできる法師温泉。
岡村建社長の弟さんが戻ってこられていたり、新しくなった客室も増えていたりで、ちょっとずつ変わってもいる。
風呂上がりに歩いていたら、岡村興太郎会長ともばったりお会いできて。20年前とほとんど変わらずな気がする。
来年は創業150年で、記念グッズも。思い出のメロディーを収録したギター弾き語りの「山岳昇歌」、いま、ハマっている。